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2004-06-04

ライターズネットワーク湘南 第1回昼の部

◆2004年6月3日 於:鎌倉周辺

昼の部
会員3名、非会員2名の合計5名で江ノ電長谷駅に集合、
以下のコースでお散歩しました。

鎌倉文学館
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/bungaku...  
ちょうど企画展 「立原正秋 美と伝統を求めて」の会期中でした。
瀟洒な洋館(暖炉つきです!)の文学館は内装もすてき。

おまけに展示は立原正秋。「写真見て見て。わー。ハンサム!」
「でもこの人の小説って男女がすぐにくっつくのよねえ」と、
わいわいがやがや。
「鎌倉の大町で夜警のバイトしてたんだって」
「へええ、藤沢の製薬会社のセールスマンも。
ほら、いろんな仕事したって書いてあるよ」
「じゃ、フリーターのはしりじゃん」
「もの書きになりたくてがんばってたってこと?あたしたちといっしょだー(笑)」

「作品はつぎつぎと創作されていったが、妻子を抱えての生活は苦しく」
「そこもあたしたちといっしょ(笑)」

常設店の展示室でも「わー、この作家汚ない字!
編集奢泣かせだよねえ、こういう原稿」
「すご~い、すてきな装丁!今の印刷と違うねえ~」などとおおいに盛り上がりました。

吉屋信子記念館
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sgakusy...
5月、6月、10月、11月の1~3日だけ一般公開の記念館は
ひっそりと、文学館にほど近い住宅地の中にありました。

「ちょうど6月の公開日がライターズネットワーク湘南の日と
あたったのよー」「じゃ、いつもは閉まってるの、ここ?」
「そうよー。ほら、訪問ノートに『何度か訪れ、
やっと見ることが出来ました』って書いてあるでしょ」

「宝塚が好きだったけれど観劇かなわず愛知に嫁ぎ、
とぼしいお小遣いを貯めて『花物語』を買って大切に読んでいました、
って。それが空襲で全部焼けてしまい、今長年の夢がかない、
こうしてここを訪れることが出来て胸が熱くなりました、って」

「えっ、83歳!すごい綺麗な字!」「こっちは81歳だって。
今どきあんまり見ないよねー。こういう敬語の使い方ってさー。
美しい日本語のオンパレードだねえ」

館内にはそうしたおばあさまの見学者がたくさんいらしていました。
杖をついたり、連れに手をひかれたりしながらも声をあげ、
少女のように頬を蒸気させての熱心な見学ぶり。

「おひとりおひとりの花物語がありそうだよねえ。
ほら、あの方たちなんか、後からついて歩いたら
面白い話が聞けそう」「取材する?(笑)」
「とんでもない!今日は仕事はしなーい!でも気になるなあ(笑))」

磨きこまれた調度品と特徴ある建物を眺め、
お庭で記念撮影をしてから由比ガ浜の駅に。

鎌倉の小道
「ここ、道なの?」
「道だよ~。鎌倉にはこういう小道が沢山あるのよ」
「え?ここ通っていいの?」
「いいの、いいの、江ノ電の線路はまたいで通るのよー」
「うそー。線路って入っていいのー。カルチャーショックだわあ」
「電車が来ないときだったらね。
そうしないと家の玄関に入れないお宅とかいっぱいあるのよお」

「きゃー、電車来た、急いで」と、いうわけで騒ぎながら
由比ガ浜の駅ホームに到着。帰らなくてはならない一人を
鎌倉行きに見送ってから残り4名は藤沢行きに乗り七里ガ浜へ。

「えー、七里ガ浜まで210円もするの?
『乗り降りくん』買えばかったわ~」
「一日乗車券ね、580円!ほんとだー、損したあ」

七里ガ浜のアマルフィ デラセーラ
http://www.be-value.co.jp/dellasera.html...
有名な246沿いにあるアマルフィ本店の裏手の山
(と、いうよりも崖?)を上ると白い建物がありまして。

それがデートスポットで有名なデラセーラです。
海が見渡せる広いテラス席にて4人で軽食とビールを。
頼んだのはピッツア・マルゲリータにブルスケッタ。
カルパッチョにトマトときのこのパスタ。追加で夏野菜のピクルス。

夜のことを考え4人で少しづつ分けていただきました。
あああ。おいしい!なんて絶景、なんてシアワセ。
右手は三浦半島左手は伊豆半島。「江ノ島があんなにハッキリ見える~!」
「あの、かすんでいるのは何かしら」「大島じゃない?」
「えー。まさかあ」と例によって大騒ぎ。

「大島です」「やっぱり大島じゃん!」そんな私たちに笑いをこらえつつ
答えてくれたと親切なボーイさんは「何でも聞いてください」だって。

そんなこんなで最初は夜の部開始までそんなに時間がつぶれるの?と
思ったのにあっという間に開始時刻に近づき。
海を眺めていると本当に時間がたつのが早かった!です。

夜の部の開始は7時。でも携帯に連絡が入り取材に備えて
早めに会場に着くと・・・「もう既にお一人、見えていますよ」
「えええええっ!」なんと時間変更の連絡もれが約一名いらしたのでした。
モチロン平謝りです。(すみませーん!)

その後続々と人が集まり、取材に来た読売新聞湘南支局もそれなりに?
写真撮影を済ませて帰り(本当に記事になるのかしら。
またあとでご報告します)、東先生のお話が始まりました。

夜の部の参加者は会員5名、非会員12名の合計17名(うち女性12名)

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