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2008-07-23

1996年に第1回の大賞授賞式を開催してから、今年ではや13回目。年々、会員の活動の量も増え、ジャンルも幅広くなってきました。

今年の受賞者は、大賞に『きだみのる―自由になるためのメソッド』を著した太田越知明さん、ジャーナリズム賞に『私たちの終わり方―延命治療と尊厳死のはざまで』を執筆した真部昌子さんに決定し、6月22日に授賞式が執り行われました。。

■大賞:太田越知明(おおたごし・ともあき)
『きだみのる―自由になるためのメソッド』(未知谷)の執筆に対して
39歳でフランスに留学して社会学・民族学を学び、戦後文化人のスターだったきだみのる。『気違い部落周游紀行』などの名著や『ファーブル昆虫記』の翻訳で知られるが、晩年は放浪・奇行を重ねた。いまや忘れられた存在に近いきだにスポットを当て、多くの文献をひもとき、著書を読み直し、丹念に足跡を追って、その生涯と思想の深層に迫った労作。

きだみのる―自由になるためのメソッド
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■ジャーナリズム賞:真部昌子(まなべ・まさこ)
『私たちの終わり方―延命治療と尊厳死のはざまで』(学研新書)の執筆に対して
尊厳死という著者が長年追いかけてきたテーマがひとつの形となった。人間はいつかだれもが必ず死を迎えるが、医学、医療の進歩により長寿社会が実現したいま、尊厳死はより現代的、社会的な問題でもあるだろう。新書という形態で、一般の人にも読みやすくまとめている。

私たちの終わり方―延命治療と尊厳死のはざまで (学研新書 12)
真部 昌子
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